2013年1月15日火曜日

平安の貴族に倣って蘇(そ)を食べました


春日大社は、春日山原始林を背景に奈良公園内にある神社で、世界遺産「古都奈良の 文化財」。

 

奈良時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願する為に創建され藤原 氏の氏神を祀る。

主祭神であるタケミカヅチノミコトが鹿に乗って来たと言い伝わるから、鹿が大事にされています。

参拝の後は、奈良のホテルに泊まったのですが、翌朝に出た茶がゆに添えて蘇(そ)が、膳に乗っていました。

.

 「蘇」は、牛乳をゆっくりと煮詰めたチーズの仲間で、中央アジアからはるかシルクロードを通って、飛鳥の都に伝わったものなのだという。。
当時は高貴な人だけが口にすることができたという超高級食料で、貴婦人の美容と不老長寿に効果があるとされていたのだそうです。

蘇と醍醐は、違うものなのだろうか?

 

醍醐味とは、もとは牛乳を精製してバターを作るときの最終段階の味だという。

要するにバターの味を意味する仏教用語で、そこから、最高級の味、さらには芸術作品や趣味やスポーツを行うさいの最高のおもしろさ、楽しさを言い表す言葉として一般的使われる。

我が国では、家畜を主とした4足動物などの肉食が禁じられ、牛乳さえも飲まれないようになったので、もとの意味は忘れられ、もっぱら後者の意味で用いられるようになっている。

0 件のコメント:

コメントを投稿