チェコの伝統ズブジ刺繍は、技術を継承する人が少なくなってしまっているという。
どこの国でもそうだが、伝統技能というのは、技を習得するのに長い修行が必要だから、それに携わる人というのは段々少なくなってしまうから、誰かがそれらを残さないかぎり、いずれは無くなってしまう。
ピアニストである私の息子がプラハ音楽院に在籍中を含めチェコに住んでいた10余年、ズブジ刺繍の繊細さがピアノに集中するのに適しているからというので、ピアノの練習に入る前にやるようになった。
どんな場合でもそうですが、お師匠さんというのは一流であることが大事であることは言うを待ちません。
ピアノのお師匠さんにも恵まれましたが、刺繍も、いうなればかの国の人間国宝みたいな方に習った。日本人ではただ一人かも知れません。
少しづつ作りためたものを、昨秋のピアノリサイタル時に会場のロビーに展示したのですが、チェコの新聞に紹介記事が載りました。
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