2013年7月11日木曜日

牛の鳴き声ではないけれど


 も~う、しょうがないんだから・・・もっと要領よくやりましょうね。

 

 研修会?なるものがあって、会場であるS旅館に出かけました。顧客満足度についても、テーマになりました。

 

 明早朝6時前には所用で出立したいから、朝食にかえて「オムスビ」を用意して欲しい旨をルームサービスの係りに伝えたところ、しばらくして部屋に返答がありました。

「衛生上の問題があって、それはできないとのことです。」と。

 ナ~ニ変なこと言ってんだか。

 

 早速フロントに出かけていって、「衛生上の問題があってできないとの返事であったが、当館ではそんなに鮮度の悪いもので料理をしているってことですか?それとも一晩置いた位で塩ムスビが傷む心配をするってのは、不潔な手で握っているのでってことですか?」

 さっきの返答だと、意味するところはそういうことになっちゃうに等しいんじゃないの?

 クレーマーじゃないから、やんわりと聞いてみました。

 

「お上からのお達しで、食中毒事故の対応上から、作ってさしあげたいのはやまやまなんですが・・・とか、もし腹痛などがおこっても当方では責任を負えませんが・・・とか、調理場の人が帰宅してしまったので(人手不足だから、これはかなり説得力がある)・・・とか、客が納得する対応をしないと、サービス業としてまずいんじゃないのか。」と話した。

 

 「それじゃあ無理に頼むと、お宅に迷惑かけちゃうね。わかった。」てなことにする方がいいと・・・

 

 おむすびは、頼むことが多いけれど、ホテルであろうと旅館であろうと登山のときの山小屋であろうと、こんな木で鼻をくくったような対応をされたのは初めてのことでありました。

 

 格好をつけて、宴席に女将がでてきて偉そうに勿体つけた挨拶なんかしてくれないでいいから、もっと客のことに配慮ができる教育をした方がいいんじゃないかと、名の通った旅館だけに、その一事に限らず思わせられたことが多かった。

 客は結構気分で動くんです。気分が良ければ、リピーターになるのですから大事なことだと思います。

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