日光白根山(にっこうしらねさん)は、栃木県日光市と群馬県片品村の境界にある標高2,578mの山です。
ですから東北自動車道を走って日光の側から行ったり、関越自動車道の沼田から金精峠に向かったりして、何回か登ったことがあります。
最高峰の奥白根は安山岩から成る溶岩円頂丘である、関東地方の最高峰で、国内ではこれより北や東にこれより高い山はない。
日本百名山のひとつに数えられているので登山者が多い山でもあります。
頂上付近には、高山植物が育てられています。その、シラネアオイは、鹿に食べられるなどして殆ど無くなってしまったこともあるらしい。
登山中に、後ろから鹿が逃げずにずっとついてきたことがありました。
後ろで何か物音がするので、スワまた熊かと振り返ったところ、鹿だったのでやれやれと思ったのでした。
というのも、それ以前に妻と山梨県の山に登ったときのことですが、下山中に右手前方の斜面の上からガサッと音がしたので見上げると、大きな熊と目が合ってしまったのです。その距離およそ20メートル弱。
斜面を下ってこちらに向かってきたので、思わず「ウォー」と大声で叫んだところ、熊も驚いたのか目の前2~3メートルのところを駆けすぎて行ったことがありました。ほんの一呼吸か二呼吸のことです。
熊が通り過ぎた後、妻と顔を見合わせて思わずお互いが言ったことは、
「怖かったねー。」でも「危なかったねー。」でもありませんでした。
「毛並みが綺麗だったねー。」でした。本当に黒々とした艶のある毛並みが綺麗だったのです。
よく、熊に遭ったらこうしろああしろという意見をききますが、そんなことをする時間的余裕は全くないというのが実感です。
写真は、シラネアオイ2種とコマクサ2種。ついてきた鹿。
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