2013年7月29日月曜日

しんしゅ信濃の新そばよりも


 赤花蕎麦というのがあります。これも古代米のように赤い実をつけるのだとしたら、赤飯ならぬ赤蕎麦なんてことになって大層目出度いんだけど、そうでもないみたいです。

 


 ソバを見ると思い出すのが、中学のときの理科の先生。

担任ではなかったけれど、移動教室というので教わった。私は、授業中の叱られ頭でもありました。

 この先生がその授業中に教えてくれたのが、"しんしゅしなのの しんそばよりも あたしゃあんたの そばがいい" だとか、あたしゃあんたに ほうれんそう" だとか、そのほか他聞を憚るようなこと多数。

私は、けっこうこの先生が好きだった。

 退任されてから、そのころの話をすると、「どうかご内聞に。」なんてことを言ってたらしいけれど、父兄も含め誰も教師らしからぬなどと言って怒った人はいません。

 

 なんでソバの話しになったかっていうと、先日の蕎麦通の続きということもありますが、友人の親しくしている方がソバを育てているということで、新蕎麦がとれたら私に蕎麦を打てということになっているからです。

 

 その昔は10割蕎麦なんてのを打ったりしましたので、大見得をきって「まかしとけ。」なんて言ってしまいましたが、どうなることやら。いまじゃ二八そばだって怪しいもんかも。

 

 いっそ蕎麦掻きってことにしちまったらいいかも。それも、茶碗を炙って温めたところにそば粉をいれ、熱湯を注いでかきまわしただけのものに生醤油をつけて食べるっていうだけの・・・

 蕎麦好きだって自慢してても、これを旨いといって食べられる人は少ない。
 子供のころ、ときどき食したが、これが旨かったという記憶はあまりありません。

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