2013年7月21日日曜日

光合成菌というのが有るのだそうです


 植物は太陽のエネルギーを利用して、葉緑素の中で水を水素と酸素に分離するとともに澱粉を作るのだと習ったことを思い出します。

水素は、炭酸ガスを還元して糖の合成に使われ、酸素は空中に放出されるという(完全光合成)いわゆる炭酸どうか作用といわれるものです。

光合成によって生成される有機物は、生物のエネルギー源として使われて循環しています。


 それとは別に、光合成細菌というものがあって、それは太陽のエネルギーを利用して、光合成を行う際に必要な水素を、硫化水素、メタン、アンモニアなどの還元物質から切り離して利用しているのだといいます。

その生成物の一部を自分たちが動くためのエネルギー源にすると同時に、炭水化物、アミノ酸、タンパク質、抗酸化物質などの多様な物質も作り出しているのだと。

 

 効率面からいうと、植物の光合成は、太陽の全体のエネルギーから換算して10%以下しか利用できませんが、光合成細菌は植物が利用できない紫外線やマイクロ波など、あらゆるエネルギーを利用する事ができるというから驚きです(太陽エネルギー全体の90%以上)。

放射線などのエネルギーも利用する事ができるため、様々な用途で使用されているのだと聞き及びます。

光合成菌によってセシウムの放射能が減ったという話です。

 研究が進み、放射線物質の除去ができるようになれば良いと期待してやみません。

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