2013年7月22日月曜日

キヌアという植物を食べてみました


アカザはその昔、日本でも食用・薬用として使われたというが、今は雑草としての扱いになっています、

芽が出てしばらくの新芽の内に摘んで、お浸しにして食べるというのは、子供の頃に経験がありますが、さして美味しいものではありませんでした。

アカザは、伸びると2メートル程に育ち、茎が太くて丈夫なので、根から掘り上げて乾燥させ、杖にすると軽くて丈夫なので、「仙人の杖」として売られているのを、道の駅などで見かけることがあります。

 

そのアカザ科のキヌア(キノア)は、健康的なダイエットや体調管理に適する栄養バランスに優れた南米産の植物で、その種子は、食用として必須アミノ酸をすべて含み完全食品のひとつとされて、近年話題にされています。

 

キヌアは精白米と比べると、低い炭水化物(糖質)で、2倍のタンパク質、5倍の良質な脂質、8倍の食物繊維、6倍のカリウム、10倍のカルシウム、7倍のマグネシウム、7倍のリン、8倍の鉄、を含んでいるのだそうです。

キヌアは、体内で合成できない栄養分で体外から摂取しなければならない必須アミノ酸(アミノ酸スコア85)のバランスも、牛乳に匹敵するほど良質です。

キヌアはエクアドル、ボリビア、コロンビア、ペルーといったアンデス地域を発祥とするもので、それらの地域では人間の消費用に3,000年から4,000年前に栽培に成功し、食用されていました。

地元南米ではスープにいれたり粉に挽いてパンのようにして食します。
キヌアを水に浸して発芽玄米のようにすると、胚芽の部分が開き、見た目のかわいらしいキヌアの芽が出てきます。これをほかの食材と混ぜて煮れば、簡単に食べられます。

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