2016年10月10日月曜日

礼儀の国の筈なのにマナーがとかく言われる?

「郷に入っては郷に従え」といいます。その地に行ったら、そこで培われたしきたりや暗黙の裡に守るルールがあるからです。そういう文化を敬い認めるというのはマナーです。このマナーが守れないというよりはそういう概念が欠落している国というのは現実にある。

海外旅行に行ってレストランなどに入ったとき、こちらが日本人だと判ると途端に愛想が良くなり奥の席に案内してくれることを度々経験しました。
入り口付近で大声で喋っている風貌の人たちを見て、肩を竦める仕草つきのことが多い。

去年、縁あって皇居の参拝をしたことがありました。
案内役の人が、立ち入りをしないで下さいという場所がところどころにあり、それを守りながらの見学でしたが、平気でずかずかと足を踏み入れ大声で外国語を話している人たちも沢山いました。
日本人は恐れ多い処として敬う場所ですから、誰一人としてそれを破ることはありませんでした。

日本では殆どの家庭で幼少期に基本的なマナーを躾けられる。
損得ではなく基本的な素養として身についている。

国内にいるだけで、周りも皆同じ行動で咎められることもないというならそれで済ませられるが、外国に行ったら顰蹙を買うし国の威厳も損なう。
民度としてのそれを親の年代ができないことであれば、学校で教えるしかないだろうが、今更ながら難しさを実感しているだろう。
事実に基づかない教育をしてきて、コントロールが効かない状況下にあっては、学校で教えるには躊躇いがあるだろう。
その過程で、必ず日本人との対比が出ることに決まっているからです。


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