2016年10月5日水曜日

ドイツは戦時賠償をしていないと思うのだが

「日本はドイツを見習え」と二言目には言う国ががある。
本当にそうしても良いと思っているのだろうか?
日本への嫌がらせが先に立ってのことであって、実情実態真実を知っての上で言っているのではなさそうである。
日本人の多くも勘違いしているようであるが、実際とは大きく違うようである。

ドイツが為した戦後処理とは、一体どのようなものであったのか・・・

ちょっと調べてみるだけで、おおよそのことはすぐわかる。
ドイツは、侵略戦争に関する国家賠償は一切していない。
「ドイツは、謝ったではないか。」とすぐ言う人がいるが、ドイツの行った謝罪と個人賠償は、ユダヤ人虐殺に関連したものだけである。

終戦後すぐに、ドイツはベルリンの壁が出来て、東西ドイツに分断された。
そのこともあって、ドイツに対する戦時賠償は、東西が統一されるまで棚上げされた。

その間、西ドイツはユダヤ人に対しては個人賠償と謝罪を行ったが、戦争責任や戦争犯罪については一切謝罪も賠償も行っていない。
道義的責任における対個人賠償だけ行っているということになる。
ここが国家賠償をしてきた日本とは、大きく異なっている点である。

1990年にようやく東西ドイツが統一されて以降、ドイツに戦争の賠償金を求める動きが各国から出てきたことから、この動きに呼応して統一ドイツ成立の条約を各国と結んだ。

ところがこの条約では戦時賠償に言及しておらず、ドイツ政府も交戦各国に戦時賠償を認定していない
従って、ドイツ政府は今日に到るも対戦国に賠償金は一切払っていない、というのが現実である。

ありようを言えば、選挙によって選ばれた政権下のことであったにも拘らず、全てをナチスに責任転嫁し、国家の戦争責任さえも認めていない、ということになる。

一方、韓国と同じようにオーストリアは1938年に6年間ドイツに強制併合されていた
そのことから、戦時中はナチスドイツと共に連合軍と戦い、ユダヤ人虐殺にも加担した。
戦後、ナチスドイツの戦争犯罪やユダヤ人大虐殺が問題化したとき、オーストリアは「戦時中わが国はドイツに強制的に併合されていたから、わが国はナチス政権の最初の犠牲国だ」と、一貫して主張していたが、史実を調べれば、オーストリアもナチスの戦争遂行もユダヤ人大虐殺にも積極的に加担してきたことが判明することになる。
このことから、当時のフランツ・フラ二ツキー首相イスラエルを訪問し、『オーストリアにもナチスの戦争犯罪の責任がある』としてユダヤ人に対して初めての謝罪を表明した。

韓国は厚顔にも戦勝国面をしているが、いつ日本と戦ったというのか?
オーストリアを見習うべきなのではないのか。

中国も、日本と戦ったのは国民党軍であり、現政権の元である八路軍(共産党軍)は逃げ回っていただけで、日本軍とまともに戦っていないではないか。
日本軍が中国軍に負けたということは寡聞にして知らない。
日本は、有史以来初めて、アメリカにだけ負けたのである。
有色人種でありながら唯一白人に与した中国は、勝ったと言ってはいるが、連合国側にいたというだけではないのか。
ルーズベルトは日本人の皆殺しを図ったらしいが、そんなことはできるはずもなかった。

そんなことがここ最近解ってきた。言われっぱなしでいることには飽きもきている。

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