2016年10月30日日曜日

抹茶を出されたときに戸惑う茶碗の正面

抹茶を供されたときに、その素養がないので作法上戸惑うことが多い。
茶碗の正面を避けて、3口半くらいで喫するのだというくらいしか知らない。
あくまで参考ですが、茶碗の正面というのは以下のようにして探る。

茶碗に絵がある場合は、絵のところ。
全体に絵がある場合は、一番華やかな絵のところ。
絵がない場合は、釉薬の筋がたっぷりと流れているところ。
古い著名な茶碗は、茶碗を正面に置いたとき、底の陶印が左に来るそうなのでそれに習っている陶芸作家は現在も多いといいます。

正面が見つからないときは、窯変やシミ、傷の繕いなどのあるところと言われます。

上記のルールで正面がわかったとして、そこが飲み口の可能性もありますが、違う場合もあるのが、ちょっと面倒です。亭主に素直に聞いてみるのも良いと思います。

茶席に招かれてしまったら、付け焼刃でもひととおりの作法は事前に調べて、大恥だけはかかないで済むようにした方が良いと思います。
折角の美味しいお茶が、飲んだ気もしないのでは残念です。

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