2016年10月2日日曜日

日本刀と並び和包丁もよく切れる

日本刀が切れるというのは世界の常識かも知れないが、和包丁も切れ味抜群との評価が高い。
世界の名だたるシェフ達が日本の包丁を認めて持とうとしている理由は、何と言ってもやはりその切れ味であるという。
刃物で世界的に有名なツヴァイリングも良く切れるが、ドイツ、ゾーリンゲンのツヴィリングJ.A.ヘンケルス社は最高級ラインの商品を製造する工場を、岐阜県関市に置いている。
最高の切れ味を実現するには、日本の職人、特に研ぎの技術が必要だからだという。
ドイツの会社のフラッグシップモデルである洋包丁が、日本で製造されているということは、業界外の人にはあまり知られていないかもしれない。
(因みに、ゾーリンゲンは、地方の名前であり、ツヴァイリング(zwillinge)はそのマークが示すように双子の意)

日本料理の料理人が愛用する和包丁の産地は大阪の堺市である。堺市の刃物の全国シェアは約7%と小さいが、プロ用の和包丁に関しては90%以上のシェアを誇っているという。他には燕三条や、日本刀「関の孫六」で知られる関市などがある。
日本の包丁造りは分業によるが、堺の包丁づくりも同様で、鍛冶、刃付け、柄付けと製造工程が分業化されている。


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