2016年10月8日土曜日

ブーメランばかり投げているように見えてしまう

野党第一党の党首が新しく変わったから、国会での論戦が実のあるものになるのかと思ったら、どうも期待外れのようです。
そもそも小選挙区制というのは、政権交代が可能になることを考慮したものだったはずである。
だとしたら、常に考えていかなければならないのは、自党だったらどのような政権構想を持っているかということの公表であり、或いは国会に出された法案についてはどのような対案をもっているかということである。

しかるに、法案の本筋に対する議論よりも枝葉の部分だと思われることばかり殊更に取り上げ、審議が進まないような質問ばかり繰り返しているように見えてしまう。
先の政権交代時前に、なるほどそうなればいいなと思える主張をしていた頃とは全く違ってしまった。
政権を担当してみたら、予算の裏打ちもなく大風呂敷を広げていたことが実現不可能であったということで、国民の信頼を大きく損なったのではなかったのか?
だとしたら猛勉強をして、国益のためになるような構想を打ち立て、新たに信頼を得られるように活動すべきなのではないのか。

現状のような揚げ足取りばかりやっているのでは、党勢の回復どころか信頼の回復すら覚束ない。
こんなことなら、中選挙区制に戻した方がよっぽど良いように思える。
そうすれば、議員定数の削減もスムーズにいくのではないだろうか。

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