2016年10月7日金曜日

蜘蛛は欲をかいて虻も蜂も捕らえられなかった

今年の夏は、ブルーベリーの周りに蜂が多かった。それも恐ろしいスズメバチが・・・
蜘蛛は巣を張ってこれを捕えるようだが、生身の人間様はそうはいかない。

「虻蜂取らず」というのは、欲をかくと損をするということで、2兎追うものは1兎をも得ずというのと同じような意味でつかわれます。

ところで、ハチとアブの違いを知っているかというと、知らない人が多い。
ハチはアブに比べて腰の部分(胸部と腹部との間)が細くてスマートな感じがします。
頭を見ると、ハチの触覚はアブより長いのですが、複眼はアブの方が大きくて目立ちます。
他には、ハチは4枚翅なのに対して、アブの翅は2枚しかありません。何よりも違うのは、アブのお尻には針がないので刺されることはありません。
しかし、中には血を吸うアブもいます。ウシバエなどに血を吸われると、かなり後後まで痒い。アブの特徴を見ていきますと、アブはハエと同じ特徴を持っていることが分かります。アブは、ハエの仲間なのです。





ついでに、蝶と蛾の違い。
綺麗なのが蝶で汚いのが蛾というわけではありません。
同じ鱗翅目の蛾にとってみれば、いい迷惑で差別だ、というかもしれません。





もともと蝶と蛾の境などあるわけがないのですが、我々人間が形態・生態的に分類しただけのものだということになる。
日本では蝶と蛾をはっきり分けていますが、フランスやドイツなどのように1つの仲間として扱っているところもあります。

その大昔、蛾(鱗翅目)という夜行性の昆虫が誕生し、繁栄を続けてきました。その進化の過程で昼に活動するものが出現し、子孫繁栄のためなどに視覚的要素が必要となってきた結果、競うようにあでやかな姿に変ってきたのだと考えられているようでし。
一口で言うと、蛾の1部が違った進化を遂げ、蝶とよばれるものになった。

ただ、留まり方には差があります。蝶は羽を立ててとまるし、蛾は羽を広げてとまる。

0 件のコメント:

コメントを投稿