2016年10月14日金曜日

インフラ整備で経費の回収を求めるか?

インフラとはインフラストラクチャー(infrastructure)の略で、もともとは「下部構造」という意味であるのだと思う。
これが転じて「産業や生活の基盤として整備される施設」をさすようになった。
狭い意味では、道路・堤防・橋梁・鉄道・上下水道・送電網・港湾・ダム・通信施設など「産業の基盤となる施設」を指していると思うが、広い意味では学校・病院・公園・福祉施設など「生活の基盤となる施設」も指している。
このいずれの場合も「社会で共有する性格」を持っている点が特徴であるといえる。

新幹線や高速道路などもインフラだと思えるが、これを整備しようとして予算を計上しようとすると必ずといっていいほど反対論議をする勢力というのがある。
「予算と収入がペイしない。」だとか「物より人だ。」とかである。
尤もらしいいけんであり、引きずられそうになることもあるが、インフラというのは投入資金を回収することができることが目的なのだろうか?
長期に渡って経済を発展させたり、国民の安全性や利便性を図るためのものではないのか?
インフラが整備されていることが及ぼす波及効果は、計算できないほど大きいのではないのか。
限られた予算の範囲内でのことであれば、優先順位というものはあって然るべきだとは思うが、
短期・目先の観点から見てよいものとは思えない。

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