2014年3月12日水曜日

お彼岸の楽しみは、如来様の縁日でした


春のお彼岸が近づきました。

子供の頃の楽しみは、近所にある元善光寺で出る縁日の屋台でした。

お小遣いでもらった10円20円のお金を握りしめて、熨斗烏賊やらニッケやらオデンやらを買って食べるのが楽しみでした。欲しい物全部を買うことはできないので、何を買うかが子供心に工夫のいることでありました。

子供たちは、元善光寺を別名であった如来様と呼びならわし、本堂の下にある御胎内巡りと言う暗がりを通りぬけるのも、恒例の行事でした。

如来」というは「真理()の世界からた人」のことで,「ほとけ」と同じ意味であるようです。「悟りを開いた人」という意味であると聞かされていました。

仏像としての如来像の特徴は、悟りを開いた釈迦の姿を基本にしているのだといわれ、衣服は全身を一枚の布「衲衣(のうえ)」を纏っているだけで、装飾品は身につけていません。
 髪の毛は,螺髪(らほつ)と呼ばれるブツブツの髪で表現され、頭の中央部が盛り上がっています。これを肉髻(にっけい)といいます。
そのほかの特徴としては、眉間にある白毫(びゃくごう)や、手指で結ぶ印相がありますが、これはなかなか見分けが難しいです。

というのは、如来像は似ている姿が多くて、どの如来かを見分けるには少し知識が必要だからです。

興味のある人は、印相を調べてみると宜しいかと思います。仏像の種類は、印相と手に何をもっているかに決まりごとがあるからです。

例えば、薬師如来なら薬瓶とかいうようにです。

 

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