2014年3月11日火曜日

桃の節句は、女児の節句ということではなかった


桃の節句が過ぎて、飾られていたお雛様は、また押入れの中にお戻り遊ばされました。

雛飾りは、いつまでも飾っておくと縁遠くなるといわれますが、還暦を過ぎた我が家のサイが、いまさら嫁に行くというわけではありません。

 

節句というのは、1月と11月を除き奇数月の奇数が重なる日となっている。

3月3日を、この時季になると桃の花が咲くことから「桃の節句」ということで、女の子の節句ということになっているが、そもそもは「上巳の節句(ジョウミ或いはジョウシの節句)」ということであって、女児のためのものではなかった。

桃の木が邪気を祓う神聖な木と考えられていたからであり、そこから桃太郎が邪気の象徴である鬼を退治するお伽噺ができたのだといわれる。

 

干支を配した方位図における鬼の方位「鬼門」というのは、牛と寅の方角(丑寅の方角)ということになっていることから、鬼というのは牛の角と虎の皮のパンツ姿で表され、それを退治する対極に配置されているのが申・酉・戌であるから、桃太郎は猿と雉(日本の国鳥とされているからか?)犬をお供に連れて鬼が島に鬼退治に出かけたのだという構図になる。

なかなか良く考えられているものだと感心します。

 

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