2017年6月14日水曜日

ハッキリした分け方はないらしい東日本と西日本

天気予報を見ていると、東日本ではとか西日本ではというような表現をよく耳にします。
普段使っていても解かったようで解らないのが東日本と西日本という分け方です。

日本を東西に分けてひとくちに「東日本」「西日本」と言うが、その境界がどこかということになると、いまいちハッキリしません。
使われる分野によって異なるためらしいから、ここが唯一の境界だと言えるところはないということになる。

地質学では、その境目は糸魚川静岡構造線だとしている。糸魚川静岡構造線は、新潟県の糸魚川市から松本盆地・甲府盆地の西を通って静岡市付近へ達する本州の中央部をほぼ南北に走る大断層で、わゆるフォッサマグナ。

気象用語では、
・東日本関東甲信、北陸、東海
・西日本近畿、中国、四国、九州北部、九州南部
とし、さらに北海道、東北地方は「北日本」と呼んでいる。

引っ越しのとき、たとえば「東日本」から「西日本」に転居した場合、電気器具のヘルツ表示が違うしかもやっかいなことに、一部中部電力のエリアでは混合している地域もある。
なぜこのようなことになったのかと言うと、明治期に発電機が輸入された際、東日本では50ヘルツのドイツ製が、西日本では60ヘルツのアメリカ製が広まったため、今でもその流れをくんでいるからであるという。

要するにハッキリした分け方というのはないということになりそうです。


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