2017年6月10日土曜日

愛国無罪までは良いにしても

愛国無罪は良いにしても、反日無罪を国として放置しているようではチト困る。
戦争相手だとでもいうならまだしも、日本相手なら何をやってもいいのだと思い込んでいる人が多いというのは、いかに誤った教育による結果だとしても、先行きが開けては来まい。
信頼関係が築かれてきていれば、日本からの資金や技術が投入されることで、協力して韓国も中国も大きく経済発展をすることができようものを、現段階では、そのような機運を持ち上げることは難しかろう。日本が余りにも貶められてきたことで、日本国民の感情が冷え切ってしまった。
韓国などは、頼みの綱としていた中国からも乾されているというから、どうするのだろう?
彼の国はいつもそうだが、最悪の選択をすることが多いように見えてならない。

中国も、熱を入れて取り組もうとしている構想が、いま一つパッとしない。
北京で5月に開かれた「一帯一路」フォーラムに、インド代表は参加しなかった。構想に基づき中国は今後数年、60カ国で道路や鉄道などのインフラ整備を進める計画だというが、専門家がこのほど発表した報告書で「計画の背後にいかなる戦略があろうとも、構想の原動力は中国経済の現状と深く結びつくものであり、いかに中国が野心を燃やそうとも、インドに限らず多くの国が警戒感を示していて、さほどの進展をみているようには見えないという。
AIIBもそうだといわれているように、中国の過剰生産をどうにかしようとしていることがミエミエなのだという人もいる。
仮に無理して投資をしても、資金の返済が危ぶまれるようでは甚だ心もとない。

バスに乗り遅れるなと声高に叫んでいた人たちも、このところ影を潜めているように感じる。
共産党による統制経済では、人民元の下落を防ぐにはドルによる買い支えしかあるまいから、外貨準備高は極端に減っているのだともいう。
外国企業は商売を畳んで自国に帰ろうとしても、資金を中国内から持ち出せないというから、ますます先行きは難しい。
内政が上手くいかないときの常套手段というのは、外に敵を作ることだから、日本などは真っ先に用心しなければなるまいが、日本国内もお花畑状態の騒ぎに明け暮れている。
こんなことで良いとはとても思えない。

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