儒者の実といって、これをお手玉の中に縫いこむのだと、幼い頃母に教えられました。
本当に手玉の中にはいっているのかどうかを確かめたことはありません。
ジュシャノミというのもちゃんと誰もが知っている名前があるのだけれど、それをどうしても思い出せない。
こういうことがあるから、どっか欠陥が詰まっちまってるんじゃないかと心配になるのであります。
お手玉の中には小豆を縫いこんで、いざと言う時の非常食にしたと聞いたことがあるが、俄かには信じがたい。
お手玉は、“おしなご”とも呼び、妹なんぞはそれでよく遊んでいたように思います。
いしなごの 玉の落ちくるほどなさに 過ぐる月日は かはりやはする (西行法師)
この「いしなご」というのが、おしなごとなったのだとも聞きます。
しばらくすると、ジュシャノ実というんはエゴノキの実なのだと思い出す。
エゴノキの白い花が咲いていました。
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