2013年5月28日火曜日

花筏(ハナイカダ)という名のついた木


 葉っぱの上に小さな花をつけることから、花を乗せた筏に模したシャレタ名前がついているハナイカダ。
 

 花が終わるとやがて、葉っぱの上に、黒い実を成らせる山ではよくみかける低潅木です。

 


 深くて大き目の鉢に植えて、ときどき剪定を施して大きくなりすぎないように育てていたハナイカダが、昨年末「もう帰りたい。」というので、鉢から出して地植えにしてやりました。

 

 普通ならこの時季、写真のような姿を見せている筈なのに、今年は芽を吹いてもいません。

 根と茎のままでこの一年を過すつもりなのか、本当に帰りたかったのか、どうなんだろうか?

 
 葉っぱに薄く衣をつけて、天麩羅にする風情を楽しむのは、スミレの花を天ぷらにして色を楽しんで食べるのと並ぶ季節の粋。

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