この世の苦悩は、因が結果として今に現れるときの姿なのだという。
因は、自分が物ごころついてからのものばかりとは限らず、前世のものまであるというから大変なのだが、形として現れれば必ず消えるものだとか。
表れれば消えるとはいうものの、目の前の苦悩は消えて終わりだと思えないところに人間の苦しみがあります。
現れたのだからこれで消えると信じきれればよいのだけれど、その苦悩を改めてまた掴み直してしまい、また新たな苦しみの因としてしまうのが常です。
「これで終わり」と思えないときは、塩を一掴み豆まきの要領と同じく、外に向かって「消えていけ」と投げつけるというのも一つの方法であるといいます。
これってやってみると意外にスッキリします。
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