2017年5月12日金曜日

考えてみれば、当たり前ということは殆どない

世の中に、有って当たり前、与えられて当たり前だということは滅多にない。
ネパールの復興に携わっている方の公演というのをTVで見ました。

皆が貧しくて、とにかく生きていくことだけでもが大変な状態なのだという。
大人は、家族を養っていくために必死で働くし、子供は、できることは家事でも何でも手伝う。
そうすることで、働いてお金を得ることがどんなに大変なことなのか身をもって知るという。
齧ることのできる親の脛なぞ、初めからない。
だから子供は、教えられなくても大人を尊敬するし、他人を思いやる心も生まれる。

学校に通うこともできず子供が働くことが良いというのではない。
経験することで、人のやっていることの尊さを知るということはある。
教育を受けることの大切さも実感できることから、機会が得られた人は一所懸命勉強する。
なんか、終戦後のまもなくに育ったころのことを思い出してしまいました。
あのころは、不平不満を言う前に、その日その日を懸命に生きていたように思うのです。

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