2017年5月8日月曜日

君という字は

「君」という字は、会意と形成文字です。(尹+口)。「神聖な物を手にする」象形文字ということになる。
「神事(神を祭る儀式)を司る族長」の意味と、「口」の象形から「君」という漢字が成り立ちました。
漢字による君は「くん」であり、日本ではそれを「きみ」という呼び方のものにあてた。
「いざなぎ」「いざなみ」でも明らかなように、「き」は男、「み」は女の意味である。
君イコール君主、すなわち天皇のことではない。
そんなことをしたら、源氏物語に出てくる「~の君」というのがみな天皇ということになってしまう。
その平安時代の昔から和歌としてあった「君が代」は、いろんな選集に乗せられるほど、広く人々に認められる歌であった。
日本国国歌である「君が代」は、一部過激な左翼系の人たちが喧伝するような、天皇を称える歌ではない。
1000年以上の昔から、素養のある人たちによって伝わってきた平和を願う歌である。
仮に「君」が天皇のことであったとしても良いではないか。
日本国民を象徴するのが天皇となっているのである。護憲派の人が喜んで守っていることなのではないのか?
私は右翼でも何でもないが、国で決めて起立して斉唱することになっている教育の場で、それを拒否する人というのには馴染めない。殆どの人がそうなのだと思う。

日本の国歌は、歌詞と言いメロディーといい、素直に言って良い歌だと感じている。

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