2017年5月22日月曜日

合言葉は「当たって砕けろ」だったとは凄まじい

海外旅行というと、真っ先に思い浮かぶのがハワイ。

その米ハワイ州オアフ島のホノルル国際空港が、日系初の連邦上院議員で2012年に死去した同州出身の故ダニエル・イノウエ氏にちなみ「ダニエル・K・イノウエ国際空港」に改名されたのだという。
地元メディアによると、改名は4月27日付。空港の改名は昨年、州議会で決議されていた。
米国で、広く認められたということは嬉しいことである。

関連して、当たってくだけろ、という言葉に、今更ながら深い感銘を覚えました。
「当たって砕けろ」というのは、成功するかどうかわからなくても、思いきってやってみよということ。
英語で言うのにはいろいろあるようだが、一番胸をうったのが「go for broke」です。

442連隊戦闘団(英: The 442nd Regimental Combat Team)は、第二次世界大戦中のアメリカ合衆国陸軍において日系アメリカ人のみで編成された部隊であり、ヨーロッパ戦線に投入され、枢軸国相手に過酷な作戦命令に一切不平をいうことなく勇戦敢闘した。
その激闘ぶりはのべ死傷率314%(のべ死傷者数9,486人)という数字が示している。アメリカ合衆国史上もっとも多くの勲章を受けた部隊としても知られるのだという。

大東亜戦争が始まる前だった。カリフォルニア州の日本語学校に通っていた少年は、東條首相から学校に届いた手紙の内容を知って驚いた。手紙には、こう書かれていたという。
大和魂というのは、そういうものである。

「これは君たち2世への手紙である。君たちはアメリカ人である。従って君たちの国に忠誠を誓わなければならない」

戦前、ハワイで講演した松岡洋右国連大使も同じ趣旨のスピーチをしていた。そこにあったのは、君主に殉じるという武士道の精神。
日本軍と直接戦ったわけではないにしても、米国の為に戦った日系兵士は、決して日本国の裏切り者などではなかった。

初めての戦闘に出る朝、ダニエル・イノウエ少尉は仲間の日経兵士に対して「昨夜寝る前に何を考えたか」聞いて回った。すると全員が同じように答えたという。
「家族が不名誉になるようなことはしたくない。恥にならないようにしたい」

色濃い差別があるなか、殻らは勇猛果敢に戦った。

その時の合言葉が、go for broke だったのだという。

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