2017年5月7日日曜日

どこまで信頼できるか不安

日本を取り巻く環境は、どう考えても危険この上ない。
いつ危険状態に突入してしまうかという不安はぬぐえない。

北朝鮮然り、尖閣がらみの中国然りで、好まないことではあるが、暢気なことを言っていないで備えを万全にしておかなくてはならないのだと思う。
平和を感情的に叫んでいれば平和になるわけではない。
現実にどう対処していくかということになると、話し合いだけで済む話ではあるまい。
話し合いに持ち込むのには、善意だけでどうなるわけではない。
それをわかっているのに、「話し合い」それだけを口にするのは、無責任に過ぎよう。
相手が乗ってこないのに、それを言うのは何故なのだろう?

万万が一、戦争になってしまったら、共同歩調をとる相手の、どこをどこまで信頼して良いのかいまいち判らない。
他人任せというのではどうしても限界がある。
かといって、平和ボケしてしまった日本がこれから何とかしようとしても、なかなか国論がまとまらないであろうことは想像に難くない。
間に合わなくなってから臍を噛んでも後の祭りというのでは、愚かすぎる。

日米韓が一緒にということになるのだろうけれども、「コリアンウォー」という朝鮮戦争のことを書いた米軍将校の本にあるように、同盟はあっても、米国は韓国のことを信用していないのだと聞く。
韓国ドラマを見ているといつものことながらと思うが、昔も今も、自分の国のことなのに、偉い人が真っ先に逃げてしまうというのである。
国際関係というのは、その時々によって、国益に適う政策を選択するのが国際常識であるが、過去を引きずる感情が条約にも国内法にも優先して、簡単に約束を反故にする国でもある。
新しい大統領になれば、日韓合意も破棄すると言っている。
それでなくても日韓はギクシャクしている相手国ということであるし、「反日」の根底にあるのは「恨日」であり、それがアイディンティティーとなっていて、それなくしては国が纏まらないのだというから、そんなところと組んで戦えるのだろうか?

何をするのか全く理解できない独裁者が相手なのだから、一致団結すべきときなのに、日本国内の議論すら進まないのは歯がゆい。

誰も触れないが、北の核はアラブに流れる恐れがあるから、イスラエル・ユダヤが黙ってみている筈がなかろう。
彼らが、遠く離れた日本や韓国の被害を考慮するよりも自国の安全保障を優先するであろうことは予想に難くない。
近隣だけの視点以外から考えてみても、かなり厳しい状況下にあるのだと認識した方がよいのではないかと思う。


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